接骨院って何をする所なの?
接骨院って何をする所なの?なんて全くこの業界を知らない方、沢山いらっしゃるかと思います。
知ってるよ!保険の使えるマッサージ屋さんでしょ。なんて人もいるのではないでしょうか?
そうですね、マッサージが保険がきいてより安くやってもらったら皆さんは嬉しいでしょうね。でもね、マッサージはマッサージ師の先生のお仕事です。
法的には『医師又は按摩・指圧・マッサージ師を除いてマッサージを業としてはならない』と決まっています。つまり、接骨院でマッサージを行ってはならないのです。でも接骨院でもマッサージやってるじゃないか!と思う方、いらっしゃいますよね。
いい機会なのでここでちょっと認識を改めて下さい!
保険診療
接骨院で施術を受ける事が出来るのは怪我だけなんです。
怪我と云っても切り傷や火傷等何でも出来る訳ではありません。
出来るのは「骨折」「脱臼」「捻挫」「打撲」「挫傷」この5つのみです。
そして「骨折」「脱臼」は応急処置を除き医師の同意を得なければならないのです。
接骨院の施術
接骨院で行う『施術』には「○×式何たら療法」なんてものは存在しません。また「ナニナニ式整体」や「カイロプラクティック」もありません。出来るのは「整復法」「固定法」「後療法」この3つに大別されている施術法のみです。
よくマッサージと誤解されている手法はこの「後療法」の一つ『手技療法』の一手段に過ぎず、この一手段のみが接骨院の施術ではないのです。
治療メニュー
整復
- 骨折による転位 脱臼による変位 捻挫等による関節の不均衝を整えます。
固定
- 転位や損傷した部位を整えた位置に固定し損傷部の回復を図ります。固定法には包帯固定を基本に厚紙副子固定・シーネ固定・ギプス固定(現在はギプス包帯ではなくグラスファイバーを使い、有窓またはカットして使用します)・テーピング固定等症状や用途により様々な固定を行います。
後療法
- 手技療法・運動療法・物理療法といった3法により患部の回復を図ります。
3法のうちどれか1法を主とするのではなく3法による相乗効果を狙い、また症状により行えない場合もある。
① 手技療法
- 手により損傷部の回復を図ります。様々な名前のついた何々療法もこの手技療法に含まれる事が多い療法です。
② 運動療法
- 損傷した組織を運動により機能改善を図るものとなります。
俗にいうリハビリと捉われがちではあるがもっと広範囲の症状に適応します。
③ 物理療法
一般的には電気等を使った方法を指すが、それ以外に患部を冷やしたり温めたりと物理的な要素を患部に施す方法を指します。
干渉波療法
異なった周波数の電気を交わるように流すことによって、体内で治療周波数を発生するようになります。
一般の低周波と違って皮膚抵抗なく、カラダの深い患部まで電気を届けます。マイクロカレント療法
ケガをすると、その部位の細胞に損傷電流が発生します。
その損傷電流が、信号となって痛みを発生させます。このマイクロカレント療法は、損傷電流を抑える働きがあり、また、生体エネルギーと呼ばれるATP(アデノシン3リン酸)を生成を促して組織損傷の回復を促します。
ATPは、筋の伸縮を円滑にする作用もあります。